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2025年5月、ロンドン市長が設けた専門チームが、大麻に関する新しい提案をまとめました。その内容は、「少量の大麻を持っているだけなら犯罪にしない」「においだけで警察が職務質問するのをやめる」「警察官に大麻の正しい知識を学ばせる」といったものです。こうした提案は、特に黒人や少数派の若者が不当に取り締まりを受けている現状を改善し、健康や人権を重視する社会にしていくことが目的です。
この報告では、今の法律では大きな成果が出ていない上に、多くの人が不公平に扱われていると指摘されています。たとえば、毎年約100億円もかけて大麻で逮捕された人を刑務所に入れている現状がありますが、それに見合う効果は出ていません。そこで、犯罪として罰するのではなく、教育や支援に力を入れる方向へと政策を変えていこうという提案です。