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2025年のテキサス大学の研究チームは、慢性的な神経障害性疼痛に対する新たな治療法として、カンナビジオール(CBD)とβ-カリオフィレン(BCP)の併用効果をマウスモデルで検証しました。CBDとBCPは共に大麻由来の成分であり、これらを単独および併用で慢性的に投与した結果、痛みの感受性が有意に低下し、特に併用時には相乗効果が確認されました。また、体重、体温、運動能力、肝機能などに悪影響は見られず、安全性も確認されました。
この研究は、CBDとBCPの組み合わせが、既存の鎮痛薬に代わる安全で効果的な治療法となる可能性を示唆しています。特に、これらの成分が互いに効果を高め合う「アントラージュ効果」が注目されており、今後の慢性疼痛治療における新たな選択肢として期待されています。