炎症性腸疾患に対する大麻由来医薬品の効果を分析

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イギリスの医療用大麻登録者から炎症性腸疾患(IBD)患者を特定し、18か月間にわたりIBD質問票、睡眠の質スケール、不安障害評価などの指標の変化を追跡したところ、それぞれの指標で有意な改善が見られました。116人の患者を対象とした調査では、特に、重度の不安を抱える患者や高用量のTHCを使用した患者で、大きな改善が見られた一方で、副作用は20人(17.24%)から報告されました。

炎症性腸疾患の治療法は限られており、大麻由来医薬品は炎症と痛みの緩和に期待されています。今回の研究は、炎症性腸疾患に関する症状を改善する可能性を示唆しましたが、因果関係を証明するにはさらなるランダム化比較試験が必要です。

ソース元:https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/17474124.2024.2443574