看護師が高齢者施設の入居者に対するCBDの効果を報告

看護師が高齢者施設の入居者に対するCBDの効果を報告

Photo by Georg Arthur Pflueger on Unsplash

アメリカで行われた調査によると、高齢者施設などで生活するてんかんのある人に、大麻由来の薬「CBD(エピディオレックス)」を使ったところ、多くの看護師が「発作が減った」と感じていることが分かりました。調査に答えた看護師の85%が「発作の回数が減った」と答え、そのうち半分近くは「発作が半分以下になった」と言っています。さまざまなタイプの発作に対しても、改善を感じた人が多く、悪くなったという報告はごくわずかでした。

さらに、発作以外の面でも良い変化があったと報告されています。たとえば「気持ちが安定した」「よく眠れるようになった」「頭がはっきりしてきた」などの変化です。中には「話す力や体の動きも少しよくなった」と感じた看護師もいました。この結果から、CBD(カンナビジオール)はてんかん発作を減らすだけでなく、生活の質を高める効果も期待できると考えられています。ただし、これは看護師の感じたことをもとにした調査なので、今後さらに詳しい研究が必要です。

ソース元:https://www.neurology.org/doi/abs/10.1212/WNL.0000000000212295