新しい研究がCBDは犬の大麻誤摂取による影響を緩和する可能性があると示唆

新しい研究がCBDは犬の大麻誤摂取による影響を緩和する可能性があると示唆

Photo by Honest Paws on Unsplash

新たな研究によると、犬が誤ってTHC(大麻の精神活性成分)を摂取した場合、CBDの投与がその有害な影響を軽減する可能性があることが示されました。この研究は、「犬のTHC中毒にCBDを使用した治療の初報告」とされ、獣医学専門誌に掲載予定です。6件のTHC中毒の症例が分析され、5件では溶解シート型のCBDを犬の歯茎に適用する方法が使われました。その結果、1時間以内に症状が大幅に改善し、28時間以内には半数以上の症例で完全に症状が解消されました。CBDは犬にとって安全で副作用も報告されていません。従来の治療よりも費用が安価であることから、近年増加する誤摂取への対策として注目されています。

研究者たちは、大麻の2つの主要成分であるCBDとTHCの相互作用について引き続き探求しています。従来、CBDはTHCの作用を緩和するとの考えが一般的でしたが、別の研究では高用量のCBDがTHCの効果をむしろ強める可能性が示唆されています。一方、犬におけるCBDの安全性は長期使用の研究でも確認され、ストレスや不安、関節炎の改善、発作の頻度減少など、さまざまな健康効果が報告されています。こうした成果は、大麻由来の新たな治療法の可能性を広げるものであり、ペット医療におけるCBDの利用がますます期待されています。

ソース元:https://www.marijuanamoment.net/cbd-can-help-counteract-accidental-marijuana-exposure-in-dogs-new-study-shows/