入れ歯をCBDでコーティングすると口腔感染症の予防に役立つことが研究で判明

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科学誌「Molecules」に掲載されたカナダ政府が支援した新しい研究によると、大麻成分のカンナビジオール(CBD)を入れ歯の素材に組み込むことで、口腔感染症を防ぐ効果があることが分かりました。研究チームは、入れ歯の主要材料であるポリメチルメタクリレート(PMMA)にCBDを組み込み、その抗菌作用を調査しました。その結果、CBDをコーティングした入れ歯は、細菌の増殖を抑え、歯垢の形成を防ぐことが確認されました。特に、バイオフィルムと呼ばれる細菌の集合体を99%削減する効果があり、口腔内の健康を改善する可能性が示されました。

研究では、CBDコーティングが特定の細菌に対して強い殺菌効果を持つことが分かりました。例えば、通常のPMMAと比較すると、S.アガラクチエ菌の増殖が1万倍も抑制されました。また、CBDコーティングは、細菌の細胞膜を破壊し、死滅させる働きをすることが確認されました。今後の研究では、CBDを持続的に放出するコーティング技術の開発が求められています。CBDの抗菌作用は歯科分野にとどまらず、スキンケアや創傷治癒にも応用できる可能性があり、これからの研究が期待されています。

ソース元:https://www.mdpi.com/1420-3049/30/4/943