CBDが高齢マウスの脳機能を改善 認知症予防の可能性に期待

CBDが高齢マウスの脳機能を改善 認知症予防の可能性に期待

Photo by Ecliptic Graphic on Unsplash

カナダで行われた最新の研究では、高齢マウスにCBD(カンナビジオール)を投与することで、脳の炎症をおさえ、記憶力の低下を防ぐ効果があることが確認されました。CBDを一定期間与えたマウスは、炎症を引き起こす脳内の物質が減り、学習や記憶に関するテストでも良い結果を出しました。これは、加齢による脳の働きの衰えをやわらげる可能性があるという、非常に前向きな結果です。

研究チームは、この効果の背景にはCBDが神経の炎症を抑えることで、脳の健康を保ちやすくする働きがあると考えています。今後、人間への応用を見すえた研究が進めば、高齢者の認知機能の低下を防ぐ自然な手段として、CBDが役立つ可能性があります。ただし、現時点ではマウスでの実験であり、人への効果や安全性については今後の臨床試験が必要です。

ソース元:https://www.frontiersin.org/journals/aging-neuroscience/articles/10.3389/fnagi.2025.1567650/full