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クローン病や潰瘍性大腸炎など、炎症性腸疾患(IBD)を抱える人たちにとって、日常の痛みや不安、吐き気などの症状はとてもつらいものです。米国オハイオ州の大学研究者たちが行った最近の調査では、こうした患者のうち、半数以上がCBDオイルや医療用大麻を使っていて、そのうち6割以上が「症状が軽くなった」と感じていることがわかりました。特にクローン病の患者では「お腹の痛みやストレスがやわらいだ」という声が多く、さらに約2割の人は、強い鎮痛薬(オピオイド)の使用を減らせたと答えています。
調査に答えた患者の多くは、大麻やCBDオイルが「病院で出される薬と同じくらい、またはそれ以上に効く」と感じているようです。ただし、この調査はあくまで患者の自己申告によるものであり、科学的にしっかりと証明されたわけではありません。そのため、今後はさらに大きな研究や臨床試験を行い、本当に安全で効果があるのかを確認することが大切だとされています。
ソース元:https://www.academia.edu/2994-435X/2/2/10.20935/AcadMed7773#af1-Acad.Med.-2-301511