大麻由来成分に肌の炎症を抑える効果 CBDとの相乗作用に注目

大麻由来成分に肌の炎症を抑える効果 CBDとの相乗作用に注目

Photo by Fleur Kaan on Unsplash

イタリアで行われたこの研究では、大麻から抽出した成分が肌の炎症をおさえる働きがあることがわかりました。特に、CBD(カンナビジオール)を含む抽出液を使ったところ、肌の細胞で炎症を起こす物質の量が減ったのです。研究では、大麻の中にある油に溶けやすい成分(CBDや植物由来の色素など)が、炎症をしっかりと抑える力を持っていると確認されました。

また、CBDだけでなく、大麻に含まれるいろいろな成分が一緒に働くことで、より強い効果が出ることもわかりました。これは「アントラージュ効果(相乗効果)」と呼ばれ、CBD単体よりも自然な形で使うほうが効果的な場合があるということです。今後は、肌荒れや赤みなどの改善に役立つ新しいスキンケア製品や治療法の開発につながる可能性があります。

ソース元:https://www.mdpi.com/1424-8247/18/5/647